Paris の悲惨な出来事から一週間がたちました.現地時間で21時半ころのことですから,日本時間では翌日未明になりますが,歴史には11月13日付で記録されます.
改めて,すべての犠牲者と被害者,ならびに彼ら彼女らの家族と友人のために祈りましょう.特に,35歳で命を奪われた Hélène Muyal-Leiris と,残された夫
Antoine Leiris および息子
Melvil のために祈りましょう.Antoine は勇敢にも,不当な暴力に対して憎悪で応えることを控え,母を突然失った幼い息子を日常生活において支え続けています.
祈っても何もならないとあなたは思うかもしれません.そう,いわゆる現実のなかに,存在事象の次元に,祈りは何も起こしません.しかし,その「何も起きない」という無こそが,祈りの効果です.祈りは,あなたの生のなかに無をうがちます.「祈る」とは,願い事をすることではなく,無を生きることであり,死を生きることです.それが本当の祈りです.「祈る」とは,無と死を生きることによって永遠の命において神との交わりを生きることです.
主よ,亡くなられた人々に永遠の安らぎを与えてください.そして,彼ら彼女らを絶えざる光で照らしてください.傷つけられた人々を癒してください.喪に悲しむ人々をあなたの慈しみで支えてください.
Amen !
Amen !
0 件のコメント:
コメントを投稿